
<3月19日>
ワシントンD.C.のスミソニアン航空宇宙博物館見物。
第二次世界大戦のコーナーには、ゼロ戦、ムスタング、スピットファイアなどの実物が展示されていました。
2層分の吹き抜け空間に、吊り下げられた形で戦闘機が展示されており、観客は階段を登って真横の間近
から機体を眺めることができます。
壁際には、関連展示があり、まずは 「 弾倉 」 でしょうか。機銃用の弾丸が展示されており、まずはイタリア製
と日本製。

そしてイギリス製とアメリカ製。
各国が武器の開発に凌ぎを削っていた時代が、こんな形の展示でも良く分かります。

「 東京大空襲 」 の様子も紹介されていました。
日本では戦争が終結する直前の悲劇として語られていますが、彼の地ではもちろん 「 大戦果 」 ということに
なります。

もう一つ、顔写真入りで華々しく紹介されていたのは、英雄たち。つまり 「 撃墜王 」 たちです。
日本の方は第2位でした。隣りはポーランド。

第二次大戦の 「 世界一の撃墜王 」 は、ドイツのこの方。
こんな風に紹介されるのも、もしかするとアメリカならではなのかも知れません。自分の国の英雄や戦果だけを
強調するのではなく、ある意味客観的に平等に取り扱われていました。

第二次世界大戦のコーナーを出て、次の展示へ向かいます。
戦争というのは人間の愚かな行為だとは思いますが、今でも紛争は絶えません。そして、国同士の戦争が
お互いの国では全く別の観点で語られていることが多いのが普通。
数年前にハワイのパールハーバーへ行ったときのことを想い出しました。