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 先ほど読み終えたのは、藤波匠著 「 人口減が地方を強くする 」( 日経プレミアシリーズ ) でした。

 増田寛哉さんの 「 地方消滅 」 は衝撃的で、その後各方面に様々な波及がありました。ただ、個人的には消滅

という言葉にいささか馴染めないというか、実感が沸かないという思いを抱えていました。

 そんな思いに、一つの答えを出してくれるのがこの本の内容です。

  序 章 「地方消滅」への恐れが日本を誤らせる
  第1章 若者は地方にもいる
  第2章 無理に人口移動をしてはいけない
  第3章 仕事が人を引きつける
  第4章 新しい仕事を生み出す仕組み作り
  第5章 地方大都市の果たすべき役割
  第6章 コンパクトシティだけが解ではない
  第7章 「生き残り」を超えて

 止めようと思っても止まらない、止めようと思って打ち出す施策が実はそうはならない、人口減少というジワ

ジワ効いてくる事象に対して、個人ができることは殆んど何もありませんが、仕組みを考えたり整えたりすること

はできると思います。

 ネガティヴに捉えるのではなくポジティヴに捉えて行こうとする著者の姿勢には賛成です。

                                                   【 2016年9月17日 読了 】