イメージ 1

<6月25日>

 福島県三春町の街歩き。

 町役場の裏手の高台に、たまたま見つけて入館した 「 歴史民俗資料館 」。ここには三春町の古代から近代に

至るまでの様々な実物資料が、丁寧に展示されていました。

 そしてもう一つ、別館のようになった場所にあったのが 「 自由民権運動記念館 」 です。

イメージ 2

 自由民権運動といえば板垣退助。

 福島県は奥羽列藩同盟のイメージが強いので、自由民権運動というのも盛んで、それが東北全域に拡がって

いたことを初めて知りました。

イメージ 3

 自由民権運動の志士たち。

 この中でひときわ目立つ立派な髭の方の写真は、板垣退助と見間違えるほど似ている風貌の 「 河野廣中 」

という人物です。

イメージ 4

 三春町出身のこの人物は、政治結社も結成して運動の中心的役割を担った一人。

 県議会議長も務めた方だそうで、三春町では最も有名な方の一人のようです。

イメージ 5

 愛用の品として展示されていたのは、シルクハットに手袋にステッキなど。

 当時の三春町の様子を想像すれば、この格好が如何に 「 先進的 」 だったかがわかります。

イメージ 6

 資料館の展示物を一通り見て、外へ出てきました。

 高台から少し下ってきた場所にポケットパークのような場所があり、銅像が立っています。

イメージ 7

 大きな石碑と、片手を振り上げている銅像。

イメージ 8

 「 自由民権運動発祥の地 」 の石碑です。

イメージ 9

 自由民権運動のことは、歴史では学んだものの実はあまり詳しく知りませんでした。

 喜多方事件、福島事件、加波山事件など様々な歴史の事実が残っていますが、確かに福島県に絡んでいる

ことが多いのを、このとき初めて知りました。

 「 河野廣中 」 という名前も、この地とこの資料館に来なければ、知ることもなかったかも知れません。