
<6月25日>
 福島県三春町の街歩き。
 たまたま見つけた町役場裏の 「 歴史民俗資料館 」 へ入ってみました。
 内部の展示は、かつてこの地方で使われていた農耕具から商売道具、街を治めた藩主や歴史的な事件や
人物など幅広い内容でした。

 「 三春城 」 の模型です。

 甲冑は、藩主だった秋田氏の定紋付き。

 戊辰戦争と三春の経緯について説明がありました。
 当時の三春は真っ二つに割れていたようで、会津藩系の奥羽列藩同盟派と、新政府軍朝廷派。最終的には
朝廷派が無血開城という形を取ったようですが、会津系の方々にしてみれば裏切り者のようなことになったの
では、と思われます。

 戊辰戦争の前の藩主 「 秋田氏系図 」。

 福島県三春町と、秋田県が関係があったことが分かります。
 江戸時代の三春藩主秋田氏のルーツは、その昔青森や秋田を治めていた安東氏でした。

 戦国時代は田村氏の領下だったようです。

 他にも、農機具や職人たちが使った道具。

 商家のエリアには 「 蚕物商 」 の店先や帳場が再現されていました。
 三春の街の歴史を過去から近代まで、丁寧にコンパクトに追いながら、様々な 「 実物 」 が展示されていま
した。