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<7月12日>

 早朝の湯島界隈散歩。

 湯島天神から坂を下り、ちょっと小路を入ったところで見つけた 「 妻戀神社 」。小さな祠ですが、由緒書きや

馬頭観世音の解説など、細かい経緯が紹介されていました。

 もともとは日本武尊伝説から発しているようで、その妻である弟橘姫命を祀ったもののようです。

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 その神社の前が 「 妻恋坂 」。

 かつてはお寺のあった場所に1657年の明暦の大火以降、妻戀神社が移って来てから 「 妻恋坂 」 と呼ば

れるようになったとのこと。

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 緩やかに傾斜する 「 妻恋坂 」。

 名前からして、ちょっぴり切なくなるような場所です。

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 さらに坂を下って行くと広い道路に出ました。清水坂下の交差点。広い道は蔵前橋通りです。

 角にあったのが 「 大修館書店 」。この社名もちょっぴり懐かしい響きです。確か辞書を発行している書店

だったはず。

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 旧町名の案内をみると、このあたりは 「 妻恋町 」 だったようです。

 妻戀神社、妻恋坂、妻恋町・・・日本武尊の東方征伐で三浦半島から房総半島に渡る際、暴風雨を鎮めるため

に海に身を投げた妻。尊が妃を慕った思いが、あちこちに残されていました。

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 大修館書店の向かい側のあたりに、「 獺祭 」 の大文字を掲げた和風居酒屋がありました。

 なかなかいいラインナップの日本酒を提供するお店のようです。

 蔵前橋通りを渡って、早朝の湯島探検はまだ続きました。