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<8月2日>

 青森県十和田市の十和田市現代美術館めぐり。

 このとき開催されていた企画展を順に回って、次は 「 森田浩彰 」 さんの作品 「 スポットライト・サーキュレ

ーション 」。平台の上にスポットライトが乗っているだけですが、本来展示作品を照らし出すためのスポットライト

が作品そのものになっている面白さがあります。

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 そして、企画展の展示室の白壁のあちこちに見えるペットボトル。

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 高さもまちまちで、上下のペットボトルが一対になっていて、上から下へ雫が落ちる仕掛け。つまり、下に

置かれたペットボトルで上の水を受けている形です。

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 これも森田さんの 「 世界から十和田へ 」 という作品です。

 キャプションの下に小さく 「 世界のミネラルウォーター、十和田のミネラルウォーター 」 という表記があって、

これで合点が行きました。

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 上のガラス棚にあるのが世界各地のミネラルウォーター。

 右側は 「 クリスタルカイザー 」 ですからアメリカ・カリフォルニアの水。左側は何でしょうか?

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 上の水を受けているのは十和田の 「 奥入瀬源流水 」 のボトルです。

 フランスのボルヴィックやエビアンなどもあったと思いますので、世界各地で涌き出た水が十和田へやって来る

ひいては世界中のアートが十和田市の現代美術館へやって来る・・・というメッセージにも受け取れます。

 一見して意味が分からなかったただの水の滴りに、実は深い意味が込められていたようです。