
<3月20日>
ポンペイの遺跡を後にして、バスは走ります。
どこをどう通って行ったのかは定かではありませんが、ヴェスヴィオ火山の 「 見え方 」 によって大体の位置や
コースを想像していました。
海岸線に出て、湾の向こう側に山が見えるということは、ナポリ湾の南側へ来ているということ。

山がほぼ真正面に見える位置に来ました。
ポンペイの次の目的地はアマルフィ海岸の中の 「 ポジターノ 」 でしたから、ナポリ湾沿いに南下して行って、
途中から山越えして行ったと思われます。

山がだんだん遠ざかって、真っ青な海の割合が大きくなって来ます。
ナポリ湾の南側、ティレニア海に突き出た半島 「 ソレント半島 」 方面へ向かっていたと思われます。

断崖絶壁にへばり付くように建つ家々。
その断崖絶壁を縫うように通っている道路は、ヘアピンカーブの連続で、大型バスに乗っていると窓の真下が
真っ青な海で、「 落ちたらアウト!」 と思うようなドキドキハラハラの連続でした。

それでも、眺めは最高。
しかも、この日のバスの席は毎日順繰りに変わって行くルールの初日で、たまたま最前列の窓側でしたので、
願ってもないシートに座り、海側を常に見て行くことができました。

真っ青な湾沿いに延びて行っているのが 「 ソレント半島 」 だと思われます。
そのまま海沿いに走り続ければ、かの 「 帰れソレントへ 」 で有名なソレントの街へと向かうルートのはず
です。