
<8月2日>
青森県十和田市の十和田市現代美術館めぐり。
常設展示から屋上へ上がり、再び1階へ下りて来て、次は企画展示コーナーへ。廻廊のようになっている
ガラス越しに、入り口前にある 「 フラワー・ホース 」 を眺めながら展示室へ向かいました。

「 ジャンプ~アートにみる遊びの世界 」 というテーマの企画展が開催されていました。

自らもカラスのコスプレをし、周りをカラスが飛んでいる大きな写真がまず目に入ります。

作者は 「 スプツニ子!( Sputniko )」 さんで、1985年東京生まれ、ボストン在住。
作品名は 「 カラスボット☆ジェニー ( Crowbot Jenny )」。

写真と映像と 「 物体 」 を組み合わせた作品です。

映像の中では、「 スプツニ子!」 さんが謎めいた格好で謎めいた動きをしていました。
解説によると・・・
【 人と交流するのが苦手な理系女子 「 ジェニー 」 にスプツニ子!が扮し、カラスと対話することができる
ロボット 「 カラスボット 」 を開発するという物語 】 とあります。

映像にはヘッドフォンがついていて、二人同時に音声を聞くことができます。
私は、ちょうど一緒になった家族連れの女の子と並んで聞いていました。

「 カラス 」 はもう一羽いて、上から見下ろしています。
解説を続けます・・・
【 バイオロジー研究ラボの教授の論文を見ながら、半信半疑で研究を進める彼女は、果たして人間と人間
以外の動物種の交流を実現できるのでしょうか。】

下にいる「カラス」。
【 本作の制作にあたり、スプツニ子!は、英国と日本の動物学者達と調査研究をし、展示している2台の
カラスボットに、カラスの 「 挨拶 」 や 「 警戒 」 「 求愛 」 「 子カラスを探す母親 」 などのカラス語音声
ファイルを搭載しています。】
ずっと眺めていると、本当にカラスとコミュニケーションが取れるのでは?と思えて来ます。