
<5月3日>
岩手県一関市の景勝地 「 猊鼻渓 」。
渓谷の舟着場手前にあった 「 紙すき館 」 の中は、和紙製造の道具などが展示されていました。
原料は 「 こうぞ ( 楮 )」。これを右から順に、原木、剥きがら、黒皮、白皮。工程は、原木を窯で蒸して外の
黒皮を一本ずつ剥ぐ、原料になるのは剥いだ黒皮部分だけで、これをナイフのようなもので一枚ずつ外の黒皮
を剥いで白皮にする。皮を剥いだ 「 剥きがら 」 は焚き付けなどに使うとのこと。
実に手間暇のかかる工程です。

そんな手間暇のかかる和紙の製造工程が、写真入りで紹介されていました。

紙すき館内は、和紙の種類も豊富。
他にも紙で造られた様々な商品が並んでいました。

店の奥は、カラフルな絵の具のようなバケツが並ぶ 「 紙すき体験 」 コーナー。
1回15分~20分くらいで、紙すきの体験ができます。

紙すき館をひと回りして、外に出て来ました。
そこにあったのが藤棚です。

5月3日ですから、藤の花はまだこれからのようでした。
藤棚をくぐり抜けて、物産館の方へも行ってみることにしました。