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<3月20日>

 ポンペイの遺跡めぐり。

 「 大劇場 」 で古代ローマの雰囲気を満喫しながら、拍手をして反響を確かめたり、石段の席を上まで登って

意外な広さに驚いたりしました。

 その隣りにあったのが、ひと回り小さい 「 小劇場 」 です。

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 大劇場は5000人でしたが、こちらの収容人員は1500人とのこと。
 
 小ぶりではありますが、こちらもきちんと劇場としての形は整えられており、観客席からはむしろコンパクトで

見やすい構造でした。

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 劇場から 「 通り 」 に出て来ました。

 添乗員さんの説明によると、雨が降った時は、この石畳の道路が川になるそうです。

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 道路の両側は瓦礫の山になっていますが、これが 「 古代商店街 」。

 そこを現代の中国人 ( だと思われます ) たちがゾロゾロと横切って行きます。

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 道路の両側には、ちゃんと区画があって、ここがそれぞれ店だったことが分かります。

 古代ポンペイの商店街は、区画整理されたように整然と並んでいました。

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 後ろを振り返れば、石畳のメイン道路が緩やかに下っていることが分かります。

 側溝のようなものはなさそうでしたので、むしろ雨水を流すために意図的に傾斜をつけたのかも知れません。

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 ひとつの区画は壁て仕切られており、地番のようなプレートが嵌め込まれていました。

 現地ガイドさんは丁寧に、「 ここは●●屋 」「 こちらは〇〇屋 」 などと説明してくれました。

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 画像ではちょっと分かりにくいのですが、道路部分の石畳には 「 わだち 」 のような部分があります。

 古代は当然馬車でしょうが、馬車が行き来したために、石が擦り減って轍ができたそうです。

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 大きな飛び石は 「 横断歩道?」。

 轍に足を取られないように、また雨で 「 川のような状態 」 になったときは橋のような役割にもなりそうです。

 「 古代商店街 」 と言われればその通りでしょうが、考えてみると西暦79年に、きちんと街並みや区画整理が

できていて、商店街が形成されていたこと自体が驚きです。