イメージ 1

<2月11日>

 埼玉県さいたま市の鉄道博物館。

 「 222形式新幹線電車 」 の前にできた人だかりは、連結器出し入れデモンストレーションの見物客です。

小さな子供たちは、お父さんに肩車されて、食い入るように見入っていました。

イメージ 2

 見物客の前に廻ってみると、最前列のところは連結器が目の前の手が届きそうな位置で動いています。

イメージ 3

 デモが終わって、エレベーターに乗って上から見ると、このアングル。

 この先端部分が開いて連結器が出て来ました。

イメージ 4

 ヒストリーゾーンに隣接した別室には、新幹線専用展示室になっています。ここにあるのが 「 0系 」 だそうな。

 東京オリンピック開会直前の1964年10月1日、東海道新幹線の東京~新大阪間が開業。 「 夢の超特急 」

と呼ばれた新幹線が誕生しました。

イメージ 5

 ここの展示も 「 下 」 と 「 上 」 があります。

 下を見せているのは、新幹線としての特徴と 「 広軌 」 を魅せるためでしょうか?

 元々は建設費が安く、複雑な地形でも建設のしやすい 「 1067mm 」 の 「 狭軌 」 が採用された日本の鉄道

は、すでに明治時代から 「 1435mm 」 の 「 広軌 」 化が検討されてきました。それが最終的に実現したのが

このときの東海道新幹線だそうです。

イメージ 6

 「 0系21形式新幹線電車 」 の展示車両には実際に乗ることができます。

 当時の二等車のシートは、通路を挟んで二人掛けと三人掛けの転換型シートが設けられました。一人一人の

区分を明確にし、さらに定員を大幅に増やすアイディアです。リクライニング機能はなかったようですが、長時間

座っていても疲れない形状にする工夫がなされていました。

 パンフレットを見ていると、様々な試行錯誤を繰り返しながら、いかに多くの工夫がなされて 「 夢の超特急 」

が誕生したかが分かります。