
<3月20日>
イタリア観光の最初は 「 ポンペイの遺跡 」 から・・・と思いきや、その前に案内されたのは 「 CELLINI 」 と
いうホテルと一体になったお店でした。

1階のフロアに入って、まずは店員の方の説明を聞きます。
ここは 「 カメオ 」 の工房です。貝殻などに浮彫を施した装飾品でした。カメオの歴史や特徴、作り方などの
説明を聞いているツァーメンバーの脇に、ひょうきんな仕草の 「 子供 」 が一人。

団体客の背中を写している私に、まるで話し掛けて来るような感じの笑顔の子どもの像です。
「 あはは!オジサン何写してんの?」 てな雰囲気。

「 カメオは、そもそも古代ギリシャの時代から発達した技法で・・・ 」 説明しているのは日本人のスタッフです。
カメオは瑪瑙 ( メノウ ) や大理石なども素材として使うそうで、巻貝などの貝殻が主体のシェルカメオは、ここ
ナポリ南部地方が主産地になっているようです。ということで、ポンペイ観光とカメオ工房の見学はセットになって
いるようでした。

日本人スタッフさんの説明が部屋中に響き渡ります。
そんなホールの天井を見上げると、鮮やかな裸婦の天井画が描かれていました。

壁には絵が掛かっています。
これよくよく見ると木製の組木のような不思議な技法を凝らした絵でした。
カメオ工房は、絵や彫刻も併設した店のようで、ショップは地下にあります。説明が終わると、急な階段を
降りて地下へと案内されました。