
<5月30日>
「 東北六魂祭 」 のメインパレードを沿道から眺め、「 盛岡さんさ踊り 」「 山形花笠踊り 」「 仙台すずめ踊り 」
「 福島わらじ祭り 」「 青森ねぶた祭り 」 と5県の代表的祭りを見ることができました。5時50分頃。
「 次は最後の、秋田竿燈まつり・・・」 と思いきや、これはやって来ません。どうやら5つのパレードが折り返し点
まで行って、戻って来てからが 「 竿燈まつり 」 の出番のようで、待機している竿燈の人に聞いたら6時50分頃
の予定とのこと。
1時間も立ちっ放しで待つのは辛いので、「 それじゃあ、大通りの反対側で開かれている屋台村のようなところ
を覗いて、腹ごしらえでもしようか・・・」 と交差点のところまで行きましたが、何と 「 ここで道路は横断できま
せん 」 と断られました。パレードが行われている会場道路の両端でしか横断できないようで、これも諦めて、
結局帰途に着きながら、別会場を物色してみることにしました。
メイン会場から数百メートル離れた、竿燈大通り近くの出店コーナーへ。こちらは歩行者天国になっていて、
スカスカでゆとりがあります。でも何故か、自転車で走るのは禁止で、押して歩かなければなりません。

「 秋田うまいもの広場 大町会場 」 へ。ここも人で溢れていました。
ひと回りしたものの、座って食べられる場所はありません。

外で食べるのは諦めて、結局飲食街のとある店へ。

天井には鍋や窯や厨房用品がぎっしりぶら下がっていて、なかなかインパクトがありました。

「 秋田うまいもの広場 」 で配っていた号外をもらって、ようやく生ビールで乾杯です。
このときがほぼ7時頃。メイン会場では、六魂祭で初めて提灯に灯りが灯された 「 竿燈まつり 」 が始まった
あたりの時間でした。

品数限定の 「 マグロカマ 」 などで、妻と二人、ゆっくり酒を酌み交わしました。
東北の祭りが一堂に会する 「 東北六魂祭 」。初めて見ましたが、観客の数、車や自転車の規制、パレードの
見せ方、飲食ブースの配置、時間帯の設定、そして駅からメイン会場への距離など、見る側にとってはかなり
体力を使わざるを得ない形になっていました。

当日もらった号外の表面。

同じく裏面。威勢のいい見出しが並んでいました。

翌日の地元紙朝刊は、祭りの大特集です。

写真と見出しで、一大イベントを大々的に紹介していました。

一方で、同じ日の日本経済新聞には、よぉーく探さないと見逃してしまうような、ミニミニ記事の扱い。

新聞によって、こんなにも取扱いに差があるんだ・・・と思いました。
「 祭りのあと 」 は、表面的には万々歳の大成功という雰囲気で、かなりあったであろう不満やクレームは全く
と言っていいほど表に出て来ることはありません。
リピーターや祭りのこれからを考えれば、不満やクレームを丁寧に拾い上げて、次の課題にして行くべきだとは
思いますが、それやこれやも祭り囃子とともに遠くになって行くような気分でした。
【 FIN 】