
<3月20日>
前日に日本を飛び立って、ローマに着くまで約13時間の飛行機の旅。
時差が8時間あって、時計を戻すので、計算すれば26時間くらい「 起き続けて 」 いたことになります。ローマ
到着後バスで移動してナポリのホテルに入り、最終的にベッドに入ったのは19日の午前0時を過ぎていました。
そして翌20日。体は疲れているのに、興奮しているせいか早々に目が覚めました。まだ6時前です。
ホテルの窓から、うっすらと夜が明けて来るのが見えました。向こうが東側。

少し右に目を転じると、僅かですがナポリの街並みの灯りが見えます。

さらに左側へ目を転じると、大きなビルが3棟並んでいるのが見えました。
前の日は夜に到着したので、ホテルの周りの様子は全く分かりませんでしたので、少しずつ見えて来ると何と
なく雰囲気が掴めて来ます。

試しにテレビをつけてみました。
サッカーの試合は見ていれば攻防は分かります。ズラリ!と並んだ画面は新聞の紙面でしょうか?
すっかり目が覚めてしまい、いつもでおれば朝も暗いうちから散歩に出て、どこかで 「 ご来光 」 を拝みたくなる
ところですが、気になっていたのは前日の添乗員さんの話。
「 ナポリは治安がよろしくないので、できれば夜の外出はなさらない方が・・・。あとは自己責任で」

ということで、外出したい気持ちをグッ!と抑えながら、テレビを見たり、ウトウトしたりで更に約1時間が経過。
朝食の時間である7時に近くなって、ようやく朝日が輝き出しました。

同じように左側へ目を転じると、暗かった街並みが朝日に照らされて姿を現します。
結構ビルが多い。

更に左側のビルは、ちょうど朝日が当たって金色に輝いていました。
マンションのようです。3棟並んだ大型のビルで、少し波打つようなデザインが特徴的。
その手前の四角いビルは、ホテルの隣りの建物です。

目線を真下に近い方へ転じると、隣りのビルの様子が分かります。
いささか古そうで、汚れも目立つ建物でした。

視線を戻して右側の下のあたり。
8階の部屋からですから見下ろす位置に拡がっていたのは、一見廃墟のように見えました。
使っている建物とは思えない荒れ果てた感じの平屋が見えます。市場か倉庫のようなものだったのでは?と
思われるような場所がホテルの真ん前にありました。
イタリアの旅、2日目の朝はナポリのこんな風景から始まりました。