
<2014年10月23日>
大分県宇佐市の宇佐神宮。
表参道から 「 上宮 」 へ上がって 「 二拝四拍手一拝 」 の作法に則って、一の御殿から三の御殿まで三ヶ所
参拝したあと、石段を下って 「 下宮 ( げぐう )」 へ向かいました。

木立の中の鳥居をくぐると、下宮の境内です。
後ろを振り返れば、朱塗りの欄干がガードレールのように繋がっていました。

伊勢神宮などは 「 内宮 」 と 「 外宮 」 に分かれていますが、ここ宇佐神宮の場合は 「 上宮 」 と 「 下宮 」。
位置の関係でしょうね。高いところにある 「 上宮 」 と、低いところにある 「 下宮 」 ということかも知れません。

下宮の本殿です。
御祭神は上宮と同じで、古くから御炊殿 ( みけでん ) と言って、神へ捧げる食事を調理する場だったよう
です。創建は810年~824年頃といわれていますから1200年くらいも前のこと。

鬱蒼とした木立の中に、ひっそりと佇む下宮。
農業や食との関係が深いと思われる建物は、上宮の派手さに比べれば地味で、縁の下の力持ち的な雰囲気
を漂わせています。

ここでも参拝は 「 二拝四拍手一拝 」、同じく三ヶ所。
上宮と下宮でそれぞれ三ヶ所に参拝しますから六ヶ所、合計で 「 十二拝二十四拍手六拝 」 になります。
下世話な話をすれば、その都度賽銭を上げれば・・・結構な金額・・・てなことを冗談半分にガイドさんと話をして
おりました。