
<3月19日>
成田空港を飛び立ってから約12時間が経過。
アリタリア航空 「 AZ 785便 」 は、クロアチアのリエカとイタリアのトリエステの間のあたりをプーラ方面へ
向かっているようでした。
通過して来た北側には、グラーツ、グレープミング、リンツ、クラーゲンフルト、マリボル、ザグレブなど、
南側にはラベンナ ( イタリア )、ザダール ( クロアチア ) が表示されていました。

ローマまでは 「 475km 」。
東や南側には、クロアチアのザグレブ、オシエク、プーラ、ドゥブロブニク。その東にボスニア・ヘルツェゴビナの
サラエボがあります。「 ヨーロッパの火薬庫 」 と呼ばれたバルカン半島西側で、旧ユーゴスラビアのエリア。
紛争の絶えなかった歴史に想いを馳せておりました。
西側はイタリアで、ペルガモ、ヴェネツィア、ミラノ、リミニ、ピサ、ローマ、ナポリ、バーリ。
そして地中海に浮かぶ、コルシカ島のカルビ、サルディーニャ島のオルビアの名前もありました。

目的地まであと 「 42分 」、距離は 「 466km 」、到着時刻はほぼ定刻通りです。
ここらで、最後のトイレタイムに立ちました。ちょうど通路側の方が立ったので、チャンスとばかりに真ん中の妻
も窓側の私も席を立った次第。

戻って来てみると、妻はお隣 ( 通路側 ) に座っていた方とすっかり意気投合しておりました。
どうやら、妻が間違えてお隣のシートベルトを自分の方に差し込んだようで、二人で爆笑。それがきっかけで、
話が弾み、最後は記念写真です。
彼女は日本在住のイタリア人。実家はローマで、久しぶりの帰国で母に会いに行くような話でした。日本在住
だけあって、日本語も堪能で、楽しい会話が続きました。

飛行機はアドリア海上空へ入りました。ローマまでは 「 350km 」。
コルシカ島のバスティア、サルディーニャ島のアルゲーロも見えます。

あと 「 27份 」「 231km 」、到着時刻は予定の 「 19:00 」 から2份遅れ。ほぼ予定通り。
13時間近い長旅もそろそろ終わり。最後に、お隣のイタリア人とも仲良くなって、初イタリアの第一印象は格段
に上がって来ていました。