
<3月19日>
出発日の前日に前泊したホテル周辺の朝の散歩。
ホテルを出て左へ向かい、柘榴坂を登って行くと、すぐ隣にあるのが 「 カトリック高輪教会 」。坂道に沿って
建物が建っています。

その教会の前にあったのが 「 江戸の殉教者顕彰碑 」。
歩道からは見上げる位置にあって、英語で刻まれた石碑です。「 1956年12月 」 に建立されたもののよう
です。

石碑の脇に 「 江戸の大殉教 」 に関する説明がありました。
【1624年12月4日、徳川3代将軍家光は外国人宣教師を含む50名のキリシタンを、迫害政策により江戸
市中を引き回したうえ、ここから近い札の辻の小高い丘で火刑に処しました。・・・】
歴史の教科書にも出て来なかった話だと思います。その後数年にわたって2,000人が殉教したのが、「 江戸
の大殉教 」 とのこと。初めて知りました。

柘榴坂を登りきると、大きく右にカーブしています。
振り返れば、並木の向こうに教会とホテルの建物。

坂を登り切った正面は 「 佛所護念會高輪教會 」。こちらは同じ教会でも仏教の方。

広い道とは反対側の小路へ入ると、ちょっと変わった建物がありました。

「 物流博物館 」・・・だそうです。
物流の歴史や現代の物流といった常設展示もあるようです。意外な場所に意外な博物館があるものです。

小路を通って、柘榴坂とは平行に走る道を下って行くと、ホテルの裏側に出ました。
私たちが泊まった部屋は 「 230号室 」。ちょうど木の繁ったあたりになります。

小路から少し広い道に出て、マンションの前へ。
出入口のところに、オブジェのような対の銅像が建っています。ホテルを中心に、柘榴坂と裏小路をひと回り
してきたことになります。