
<2014年4月2日>
台北市の中心部 「 台北車站=台北駅 」 あたりの朝の散歩。
駅構内中央の巨大な吹き抜け空間を横切り、西から東方面へ向かいました。通路の脇に人形のようなものが
立っています。

一見すれば西洋風の甲冑にも見えますが、鉄でできたロボットのようなオブジェです。

解説を読むと 「 台鐵武士的真實故事 」 の標題で長々と故事来歴が書かれています。
内容は分かりませんが、台鐵つまり台湾鉄路管理局の職員が、武士的に果敢に台湾国内に鉄道を敷設して
行った英雄的な苦労話でしょうか?
その象徴としてオブジェが造られたのでしょうか?

「 武士的 」 というよりは、どこかひょうきんな 「 台鐵オジサン 」 といった表情ですが、それはいいとして台湾
鉄道マンたちの思いが籠っているのかも知れません。

「 東1門 」 の出入口に来ました。
駅に入って来たのが 「 西1 」 からですから、四角な駅舎を西から東へ横切って来たことになります。

東1門を出たところに、工場告知の看板がありました。
交通局台灣鐵路管理局による工事です。施工期間は 「 2012年6月9日~2013年12月9日 」 ・・・えっ?
終わっている?この日は2014年4月2日でしたので、表示された工期終了予定日から4ヶ月ほど経って
います。
工事は、屋根瓦、屋根底板、外壁洗浄、照明など。

平面位置図を見ると、この建物が長方形で、上が北。
私は左側の西から、右側の東へ抜け、ちょうど工事表示のあるあたりにいることになります。

東口に出てみると、構内で見たようなオブジェが外にもありました。
鳥のような形やロボットのような姿。表情はやはり、ひょうきんです。

東南側にも、オブジェが・・・。
「 台鐵武士的真實故事 」 にちなんだユニークな形と表情のオブジェは、四角四面の台北車站にあっては
異彩を放っている感じでした。