
<2014年11月1日>
秋田県大仙市高梨の 「 旧池田氏庭園 」 の一般公開 「 秋の園遊会 」。
正門から、米蔵や味噌蔵を見ながらお屋敷の中を歩いて行くと、大きな木桶が展示されていました。

「 六尺桶 」 です。
桶の底の直径が 「 六尺 」 つまり1.8mということのようです。高さは2m。
味噌桶として使われたもので、約6トンの味噌が醸造できたとのこと。
他にも、池田家の使用人は農繁期の最盛期には150人を数え、うち30人ほどが住み込みで働いていたそう
ですので、規模の大きさが分かります。

大正9年には、閑院宮様が訪れて昼食を召し上がった際に、味噌漬けを所望された話とか。

最盛期の150人の使用人のために、一日に2俵の米を2斗炊きのスチーム釜3台で炊いていて、残ったご飯
は、おにぎりにして地域の子どもたちに分け与えられた話なども紹介されていました。

邸宅の玄関前まで来ました。
大正時代に閑院宮、梨本宮が訪れた邸宅で、この日は表千家のお茶会が開かれていました。

もう一つ玄関前に展示されていた、大きな台車のようなものは、消防のポンプ車だそうです。
次に邸宅の中へと入りました。