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<2014年4月1日>

 台湾台北市北部。

 忠烈祠から故宮博物院へ廻って、次の目的地へ向かったのは午後4時頃だったと思います。バスの車窓から

丘の斜面にへばり付くように建てられた建築物がいくつも見えます。

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 その数たるや、半端じゃありません。

 しかも、このあたり、つまり台北市を外れて北部の港町 「 基隆 」 方面へ向かっている途中の斜面が、異常に

多い。

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 家屋のように見える建築物は、実は 「 お墓 」 です。

 お互いに豪華さ大きさを競い合っているような、お墓の数々。沖縄の大きなお墓に通じるものがあります。

 風水上の方角とか、日当たりとか、立地とか、たぶん台湾の人にとって縁起のいい、お墓に適した斜面がここ

なんだと思われます。

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 そんな 「 斜面建築 」 のお墓の密集を過ぎて、バスはさらに北へ北へ。

 急な坂道を上って行く先に、今度は別の 「 斜面建築 」 が無数に見えて来ます。

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 遥か下の眼下に見えるのは、北部海岸の海です。

 こんな急な斜面に、よくぞ家が建つもんだと思うくらいの急斜面に、びっしりと家並が続きます。バスが上る

道路も狭くて急で、ちょっと踏み外せば命はないだろう・・・というようなルート。

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 この日は、雨模様で雲が低く垂れ込めていたこともあって、まるで雲の上のようです。

 天空の街並みに見える場所は、台湾最北端付近にある 「 九份地区 」。夕方からは、この街並みの中へと足を

踏み入れました。