
<2014年4月1日>
台湾、台北市の故宮博物院。
広大な敷地、丘の上にドドーーンと鎮座する建物へ向かって、大階段を進んで行きました。周りはとにかく、人
人、人の流れです。

アプローチの距離が長く、通路の幅が相当広いので、歩いている分にはあまり感じませんが、向かう人も、
帰る人もゾロゾロ・ゾロゾロ、途切れることなく続いていました。

建物へ上がる階段の前にあった、鋳物の箱のようなもの。
建築記念のモニュメントでしょうか、この前も撮影スポットになっています。

入口まで行って、また驚きました。
入場待ちの行列が外まで続いています。中のホールも、もちろんぎっしり満員。これではいつになったら入れる
のか見当がつかないと思われました。

そこで機転を利かせてくれたのか、それともあらかじめ予約でもしていたのか、現地ガイドの陳さんの案内で、
この長蛇の行列を尻目にさっさと割り込んで、中へ入ることができました。
私たちのツァーは、待ち時間ほぼゼロ。
ただし、建物の中はもっと凄く、人で埋まった大階段を一歩ずつ上がりながら、少しずつ少しずつ動いて、
やっとこさ目的の展示物に辿り着く有り様でした。廊下も階段も展示室も休憩スペースも・・・建物全体が人で
埋まっていました。

見学者の一番の目的は 「 翠玉白菜 」 です。
館内は撮影禁止なので、ネットからシェアしてきた画像。
大きさは手のひらより少し大きいくらいですから、見た目はかなり小さい。“ エッ!これだけの大きさ?” と思う
ほどです。ヒスイ輝石でできていて、葉っぱの上にバッタかキリギリスのようなものが彫刻されています。
ひとつの大きな部屋の中心に、これだけ飾られていて、この部屋に入るには入場制限がかかっていました。
台湾の故宮博物館へ来たら、他にもいろいろ貴重な展示があるものの、やはりこの 「 翠玉白菜 」 がメインに
なっているようです。