
<2014年11月28日>
新潟県上越市直江津の朝の街歩き。
「 三八市 」 が開かれている通りをひと通り見てから、「 まち歩きマップ 」 を確認し、もう一度戻って行くことに
しました。市の立っている通りとは一本西側のルートを歩きます。
左右に出て来るのは、人が一人だけ通れるような小路。新潟の街には小路が多い。

三八市の通りと違って、こちらは本当に人通りがありません。
メインの通りの左右に小路が入り組んでいる街並み。

海が見えるあたりまで戻って来ました。
ちょうど市が立っている通りの分を戻った計算になります。このあたりは 「 天王小路 」。

天王小路のあたり、市の通りの角のあたりに、白壁の洋館が建っています。

これが 「 ライオン像の家 」。
建物の前に大きなライオン像が鎮座しています。三越かライオンズマンションのような感じ。
明治27年 ( 1894 ) 頃の建築と言われているようですので、築120年余り。元々は旧直江津銀行の建物で
その後回漕店が購入、現在は市の所有になっています。

左側は事務所のような建物。
どちらも、多角形の独特の形で、土蔵造りのようです。

正面のライオン像。
東京の三越のライオン像を真似たと言われているようです。

だいぶ傷んで来ているようでした。
珍しい洋館で、ライオン像というシンボルもあるので、このまま朽ちさせるのは勿体ないところです。

それにしても不思議な構造で、ライオン像のある方は変則的な五角形とのこと。外壁の白タイル、蔦が絡まり、
風情のある外観です。
内部には大金庫、木製カウンター、天井扇、時計などが残されているそうで、定期的に一般公開されている
とのことでした。
街歩きをするときにも、ポイントの一つになる建物だけに、できれば長く保存してもらいたいところです。