
<2014年3月31日>
台湾の旅、2日目は台中市から日月潭と文武廟を廻って台南市へ、その後更に南下して高雄市へ入りました。
高雄へ向かっている途中から次第に雨脚が強くなり、市内中心部に入った午後5時頃にはバケツをひっくり
返したような豪雨になりました。
まさに熱帯地方のスコールとは、このことのようです。

店の従業員の方々が傘を持ってバスまで迎えに来てくれました。
案内された先は 「 宏宜藝品公司 」。旅行日程表に従えば 「 民芸品店にてショッピング 」 タイムです。

急な階段を降りて地下へ行く店でした。

階段の上部の壁にあった写真が、ちょっと気になりました。
ツインの七重の塔のようなものが写っています。“ 面白そうな塔だな・・・。” などと思いながら階段を降りた私。
実は翌日、ここへ行くことになろうとは・・・。

ここの売店のメインは何といっても 「 北投石 」。
ブレスレットやアクセサリーなど様々に加工された北投石は、台湾北部と秋田県でしか産出しないという貴重な
石で、放射性ラジウムを含むことから 「 健康に良い 」 から、果ては 「 ガンに効く・・・らしい 」 という話も出る
ほどのようです。
店に入るやいなや、まず最初に延々と北投石の効用について 「 お話 」 があり、それからようやく店内を歩き
廻れる仕掛け。海外のパック旅行では必ずセットになっている 「 ショッピングタイム 」 です。

旅はまだ2日目。私たちは、「 全く買わない 」、お店にとってはあまり歓迎されない客だったようで、随分しつ
こく付きまとわれましたが、最後は店員は近づいて来なくなりました。
北投石の他には、水晶、翡翠、その他台湾土産はひととおり揃っていました。
買い物は早々に切り上げて、階段を登り、再び外へ。雨はまだ上がっていません。土産品店の入っているビル
の守衛室にはレトロな赤電話と 「 訪客請先登記 」 の文字がありました。