
<10月22日>
大分県豊後高田市、「 昭和の町 」 めぐり。
日立キドカラーの看板がある野村電機商会の隣りのあたりに、洋館が建っています。
「 旧共同野村銀行 」。

旧共同野村銀行の建物の前にあったのが 「 神仏習合発祥の地 」 の碑。
これだけ見れば、この地が発祥の地のように思いますが、どうやら 「 宇佐神宮、国東半島 」 が発祥の地と
いう意味のようです。
日本に元々あった宗教的なものは神道だったと思われます、そこへ仏教が伝来して、神も仏もみんな合わせて
信仰の対象になったのが日本の特徴。神仏習合は相当以前からあったものと思われ、宇佐神宮がその発端
という説のようです。
そもそも神仏習合に発祥の地があったこと自体、私には驚きでした。

「 旧共同野村銀行 」 の看板の上に 「 清照別館 」 の文字。
明治45年 ( 1912 ) に地元の野村財閥が設立した共同野村銀行は、その後大分合同銀行 ( 現大分銀行 )
に合併され、戦後は西日本シティ銀行が高田市店として利用していました。平成5年に支店が移転してからは
放置された状態になっていましたが、ホテル清照が買い取って補修・保存。公開したのが現在の姿とのこと。

そんな 「 旧共同野村銀行 」 の変遷が解説板に書かれていました。
今では国の登録有形文化財になっています。

内部に入ると、典型的な昔の銀行の造りになっていました。

旧金庫室の中にあったのは、「 1億円 」 の重さ体験コーナー。
1万円札の重さが約1gとされていますから、約10kgということになります。