
<6月14日>
山形県最上地方、村山市の 「 東沢バラ公園 」 や商店街をひと回りしたあとに、「 八代目善兵衛 」 で板そば
&そば粉ラーメンで腹ごしらえをし、次に向かったのはお隣の東根市です。
さくらんぼで有名な東根市の街の中にあるのが 「 奥山製麩所 」。大きな 「 麩 」 の文字の横に 「 ふらすく 」、
「 ふまんじゅう 」「 なまふ 」「 焼ふ 」。

「 麩果彩菜 」 = 「 ふかさいさい 」 と読むのでしょうか?
麩の専門店というのは珍しく、妻が事前にリサーチしていた店で、初めて立ち寄ってみました。

麩の専門店ということなので、数種類の麩製品がこじんまりと並んでいると思いきや、店内は実に様々な麩の
アイテムで溢れんばかりです。

「 ふらすく 」 は、シュガー、黒糖、ガーリックの三種類。
他の麩製品と合わせたセット物もあります。

まめふ、煮しめ麩、くるま麩・・・それぞれを組み合わせたセット。

「 焼きとり ふー麩ー 」 の醤油だれとみそだれ。本当に串にさして、焼き鳥の形をした麩です。

六田麩、スライスやき麩、切麩、庄内麩、たまご麩、手まり焼麩、うず巻麩、押麩、麩せんべい、麩そば、
麩うどん、ふーばーぐ ( ハンバーグ )、ジャンボふーまい ( シュウマイ )、昆麩巻 ( 昆布巻き )、生麩しぐれ、
麩まんじゅう(よもぎこしあん、ごまあん、紅花つぶあん、抹茶むきあん、栗入りあん、桜こしあん)、
そして 「 なま麩 」 は、なま麩、あわ麩、よもぎ麩、かぼちゃ麩、べにばな麩、ごま麩、さくら麩、もみじ麩、うめ麩、
あやめ麩、手まり麩・・・etc。
本当に驚きました。これほどまでに 「 麩 」 のバリエーションがあろうとは。

さらに驚かされたのは、買い物をして精算している間に、お茶とお菓子 ( なま麩とふらすく ) のサービスが
あったことです。
見ていると、来店された方全員にサービスしているようでした。ここまで徹底されると、たいていの人が 「 この
店に来て良かった!いつかまた来よう!」 と思うような気がします。

奥山製麩所とは道路を挟んで筋向いは 「 麩料理 」 の専門店です。
伝統食品で、正直最近はめったに口にすることがなくなった 「 麩 」 を、こんなにも大切に育みながら現代風に
アレンジしている姿に、ある意味感動でした。