
<3月31日>
台湾、台中市、建行路の一角にある 「 寶覚寺 」 の境内に入りました。
現地ガイドの陳さんの案内で庭の方へ向かって行くと、小さな白い布袋様が鎮座しています。福々しい笑顔、
ぽっこり出っ張ったお腹は、思わず触りたくなります。その向こうに、金色の物体が見えて来ました。

巨大な黄金の布袋様です。
【 1928年に創建されたお釈迦様を祀った古刹。本堂は建造物保護のため大きな屋根に覆われて
いる。境内には、台湾第2の高さ(30.1m)を誇る弥勒大仏像(1969年完成)が鎮座しており、
その大仏の内部は民族文物館になっている。】 とのこと。

とにかく大きい。外にあるので、意外に大きさは感じませんが、東大寺の大仏でさえ像の高さは15メートル
ほどのはずですから、倍の高さがあります。でもそうは感じません。

近づいてみると、少しずつ大きさが実感できます。
満面の笑みで見下ろされている、黄金の布袋様。

民国六十二年發旦秋日 「 皆大歡喜 」

現地ガイドの陳さんに、“ どうして台湾では、七福神の中で布袋様だけが崇拝されているのですか?”
と質問したところ、台湾には七福神という考え方はなく、布袋様が単独で崇拝の対象になっているとの
ことでした。
巨大布袋様が鎮座する庭はさほど広くなく、池もあります。この池のあたりから撮影すれば、ちょうど布袋様
とのツーショットが撮れる距離でした。
確か、かつては内部を見学できたが、今は入れないという説明だったような気がします。