
<3月6日>
東京都品川区戸越銀座商店街巡り。
「 そば処 戸越敷島屋 」 で 「 すき焼きうどん 」 で腹ごしらえをしたあと、一直線に延びた商店街の左右の店を
互い違いに眺めながら西へ向かって歩いて行きました。
含蓄のある一言が書かれたブラックボードが店頭に置かれた美容室に見えない美容室 「 ちゃぶだい 」 の隣り
は雑居ビルで、2階はネイルサロン、一階にはまた蕎麦屋です。「 蕎都 」・・・これ何と読めばいいんでしょう?
「 蕎麦 」 の 「 蕎 」 ですから 「 蕎都 」 で 「 そと?」。でも「蕎」は一文字の場合は 「 そ 」 とは読めないので、
普通に考えれば 「 きょう 」。そう読めば 「 蕎都 」 は 「 きょうと 」 になります。
手打十割、石臼挽き自家製粉ですから、かなりこだわりを感じます。

蕎麦屋は一階というよりは少し上がっていて 「 中一階 」 のような形になっており、地下はイタリアンのよう
です。「 イタリア厨房 若王子 」。
面長のふんぞり返ったシェフの看板は、他のところでも見かけたとことがあるような気がします。バックに
背負っているのは、「 歩きたばこ禁止 」 のポスター。

歩いて来た通りを振り返ります。
右側のシェフの人形のあるところが 「 蕎都 」 と 「 イタリアン厨房 若王子 」 の店。隣りが 「 美容室 しゃぶ
だい 」、その先は 「 いけだ歯科 」、電器屋、インテリア工房、整骨院と並んでいます。
一方の左側は、「 望月コイン 」、ブティック、マッサージ、茶舗、中華料理 「 百番 」、薬局、「 とごしのだんご
屋 あさな 」 という並び。とにかく店の種類が豊富で、バラエティに富んでいるので、見ていて面白い。

先へ向かって進みます。
「 むさしやセンター 」 は青果店、八百屋です。この業種も最近はとんと見なくなりました。店を開け放ち、店先
から道路にかかるほどの 「 ハミ出し陳列 」 ですが、これが八百屋らしい。

その向かいは 「 プラモデルの店 マスダヤ 」 です。
薄暗い店の中に天井までの棚があって、商品のプラモデルがぎっしりうず高く積まれています。掘り出し物が
ありそうな雰囲気。

その斜め向かいは 「 炭火焼 とんたん 」。
昭和8年誕生、北海道帯広の開拓とともに盛んになった養豚業から生まれた 「 帯広豚丼 」 の店です。

「 炭火焼 とんたん 」 とは、四つ角を挟んで対角線の位置にあるのが 「 とりあん 」 イートインもあります。
こちらは唐揚げの専門店。

もちろんテイクアウトもできますが、メニューの豊富さに驚かされます。
オードブルから弁当、味噌汁まで。おつまみセットもあるので、立ち飲み、立ち食いには手軽で持って来い
です。

唐揚げ屋の斜め向かいが、「 お香 」 の専門店。これも珍しい。
「 香粋 」 と書いて 「 こうすい 」 と読ませるあたりもなかなかです。店頭ではお香が焚かれていて、近寄ると
いい香りが立ち昇っています。
焼肉と唐揚げと焼鳥と美容室と・・・混じっての 「 お香 」 の香り。種々雑多な臭いが充満しているのも、商店街
ならでは楽しみです。