
<2013年5月6日>
朝の富山港周辺。
富山港展望台の次に向かったのは 「 中島閘門 ( こうもん )」 です。マップ上で見て、“ これはいったい何?”
と興味が湧いた施設。まずは現場を見てみることにしました。

国の指定重要文化財になっています。

ここが中島閘門。
一見、ただの水路か運河です。

それにしても、人工的に、かなり頑張って造られた・・・らしいことは分かります。
水辺の近くへ行って、その正体を確かめてみたくなりました。

大きな解説板があって、7分間もの丁寧な説明も流れます。
【 中島閘門は、平成10年5月に、昭和の土木構造物では全国で初めて国の重要文化財に指定されました。
水閘(すいこう)施設とは、水位を調整して船を通すもので、「中島閘門」は閘門、放水路、道路用けた橋、
操作室、量水計などの諸施設で構成されています。
2.5mある水位差を上流と下流の扉で仕切り、200t級の船を通す、全国でも珍しいパナマ運河方式の閘門
を採用しています。】

要は、ミニミニサイズの 「 パナマ運河 」 と考えれば良さそうです。
先人たちの技術の素晴らしさを伝える構造物で、底に割石を配して竿が引っ掛かる工夫をしたり、通水口を
アーチ状にしてデザイン性も持たせるなどの特徴も、合わせ持っています。
ちょっと気になって見に来た施設にしては、素晴らしい 「 モノ 」 と出会うことができました。