
<2013年4月20日>
東京両国の江戸東京博物館。
戦中、東京大空襲、戦後を過ぎて高度成長期のゾーンに入って来ました。
1964年は東京オリンピックが開催された年。TVで流れる開会式の映像は覚えています。ただ、そのときに
自分の家のテレビが白黒だったのかカラーになっていたのかは定かではありません。カラーテレビに替えたのは
随分後だったような気がしますので、オリンピックは白黒で見ていたのかも知れません。
今になって思えば、色のつかないテレビで満足していた時代が、信じられない・・・。

日本全国を繋いで回った聖火リレー。
これも、本物を見た記憶はないので、たぶんニュース映像で覚えているものと思われます。

その聖火リレーで使われたトーチも展示してありました。
今と違って、デザインよりも 「 持って走るだけの機能 」 を優先した形状です。
次の開催が決まった東京オリンビック。半世紀以上の時間が経過する次のオリンピックは、果たしてどんな
趣向になることやら。
こうして50年前のオリンピックの様子を眺めていると、スポーツの祭典が実は時代や開催国の国力のような
ものを象徴しているような気がします。

昭和30年代を代表する小型貨物自動車 「 ダットサントラック G222型 」。
海外にも輸出された、当時の日本を代表する車のひとつ。

もう一つは 「 スバル360 」。
こちらも昭和30年代を代表する小型大衆車。軽自動車の走りではないでしょうか。

可愛らしいデザインと、価格と大きさと軽さで、「 国民車 」 的存在でした。
決して豊かだったという実感はない高度成長期ですが、「 勢い 」 のようなものは確かにあったような気が
します。