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<2013年4月20日>
 
 東京両国の江戸東京博物館。
 
 次のコーナーは 「 東京大空襲 」 です。太平洋戦争が終盤に入って、ついに東京までが空襲に襲われる事態
 
になった頃。爆弾の実物も展示されていました。
 
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 このコーナーで目を惹いたのがアドバルーンのような大型の風船。
 
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 「 風船爆弾 」 です。話しには聞いたことがありますが、実物を見るのは初めて。
 
 “ こんなに大きいんだ!” と思いきや、これで5分の1のスケール。本物は直径が10メートルもあったという
 
から驚きです。
 
 たしかに重い爆弾をぶら下げて、偏西風 ( ジェット気流 ) に乗せ、アメリカ本土を爆撃しようとしたのです
 
から、相当大きくて丈夫な 「 風船 」 がなければ無理なはず。それにしても、この発想がすごい。
 
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 風船爆弾の構造について、詳しい解説がありました。
 
 ジェット気流に上手く乗ればアメリカ本土まで届くこともあり得ることは、理論的には理解できますが、無人で
 
無誘導で飛んで行った爆弾が、どこで「どうやって爆発するのかかが良く分かりません。
 
 妄想から生まれたような兵器ですが、これが現実となり、何千発も打ち上げられたこと自体が、何となく正常な
 
状態ではなかったような気がします。
 
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 戦後の混乱期、闇市や占領時代を経て、「 よみがえる東京 」 のコーナーへ。
 
 のんびり丁寧に観て回っていたら、もう5時を過ぎ、閉館時刻が迫って来ました。先を急がなければなりま
 
せん。
 
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 テレビ、電気釜、冷蔵庫、掃除機、懐かしい形の家電製品が出て来ました。
 
 高度成長期に入って、庶民の暮らしが格段に変化し始めた頃。田舎暮らしだった我が家にも、初めてテレビが
 
来た日、電話が付いた日・・・なんてことを想い出しました。