
<2013年10月19日>
新潟市江南区亀田の街めぐり。まだまだ、いろいろなお店が続きます。
「 お菓子の古泉 」。見るからに老舗のお菓子屋さん。間口が狭いところを見ると、よくありがちな、奥に長い
ウナギの寝床型の店舗になっている可能性が高い。
正面が西向きになるせいでしょうか、店の中が少し暗く感じます。せっかく頑張っているショーウィンドウも、
暗く見えるのが残念です。

次はまた酒屋さん。 「 高頭酒店 」。
とにかく亀田の街は、酒屋さんが多く、この通りでもう3店舗目です。
ここも間口が狭いので、自動販売機がやたら目立ちます。すっきりした店頭なのに、自販機に負けている感じ。
自販機のサイズを小さくして、ショーウィンドウに工夫を凝らせば、まだまだ行けそうな店です。

こちらは、お菓子屋さん。「 万平菓子舗 」。
酒屋とともに多いのがお菓子屋さんです。亀田製菓のお膝元という事情なのかも知れませんが、古くから
お菓子のニーズが多かった証拠だと思われます。
「 ティラミス大福 」 なる看板が入口にあって、たぶんこれが看板商品。残念なのは、何もお菓子屋さんの店頭
にタバコの自販機を置かなくても良さそうなものです。菓子とタバコは、ある意味両極に位置するイメージなので
店頭が生きなくなっています。

また、お菓子屋がありました。「 大阪屋 」。
メインは 「 万代太鼓 」「 茶豆饅頭 」 など。こちらは東向きなので、店頭を思い切り開けることができます。
スッキリしていて開放感もありますが、左側のシャッターも含めて店頭全体にもうひと工夫すれば、まだまだ素適
に変身できそうです。

またまた、お菓子屋さん。「 ケーキハウス ヨシダ 」。
わざと控えめに見せているのがコンセプトかも知れません。ただ、店が奥まっているので、パッと見でケーキ屋
とは分からない。お店の中の様子も、道路からはあまり分かりません。
店頭誘導と、オープンカフェ ( 駐車スペースの問題はありますが ) のような仕掛けがあれば、もっとオシャレ
に見えて来るような気がします。

数少ない飲食店のひとつ、「 珈琲 クッキー 」。
ランチの看板に誘われて、ここでお昼を食べることにしました。

店内に入ると、ガラリと雰囲気が変わります。
マリンスポーツ用品が、ぎっしり壁に並ぶ、不思議な空間。外観とのギャップも面白いのですが、それにしても
もう少し片付けて、すっきりさせたい気分になります。

昼食後、さらに奥へ進んで行くと、次はパン屋さん。「 手づくりパン クレール 」。
ナリュラル感を出そうとしている看板ですが、「 出し切れていない 」 印象。ダークグリーンも引っ込む色なので
どうしても目立ちません。
清潔、明るい、美味しそう、これにできればパンを焼く美味しそうな匂いも合わせて、店全体をコーディネート
して行ければ、もっと変わりそうです。

小路を深く入り込んで行くと、またまたまたまた、酒屋さん。やはり、この街には多い。
「 小島屋酒店 」。一見して日本酒がメインということが分かり、間口も広いので、前面ウィンドウでディスプレイ
を仕掛けることができます。
店頭の和風ベンチ、甕を使ったアイキャッチも工夫されています。ガラスに貼られた文字がどうしても気になり
ますが、店づくりとしてのレベルは相当高い。
もっと 「 魅せる 」「 遊んでみる 」「 変化させる 」 といったキーワードでいろいろ挑戦してみれば、まだまだやれ
そうな雰囲気があります。
亀田のお店は、空き店舗も増えて来ていて決して楽観はできない状態にあることは間違いありません。それ
でも、酒屋やお菓子屋の多さをはじめとして、個々のお店がもう一段変わり始めれば、まだまだ魅力アップが
できそうな気がしました。