
<2013年5月5日>
急逝した旧友の祥月命日の法要と墓参りを終え、残された奥様としばらく話をして別れたあと、環状線トラムを
初体験して、一旦ホテルへ戻りました。
夕食はフロントでオススメの店をリサーチ。いくつか候補が上がった中で、フロントの女性スタッフの方に
“ あなただったら、どこがいい?” と尋ねて決めた店に行ってみました。
「 馳走屋 つむぎ乃 」。ホテルからは歩いて数分のところです。外観は・・・“ もしかすると ちょっと高いかも?”

中へ入ると、狭い店内で、丁々発止の楽しい会話を交わすご夫婦がやっている店でした。
まずは 「 旬のお造り 」。ひとつずつ丁寧に説明してくれたのは、富山湾で上がる魚の数々。私たち夫婦に
とっては、珍しいもののオンパレードです。

「 富山湾の魚たち 」 というポスターが貼ってありました。
ホタルイカ、シロエビ、バイガイ、アユ、ゲンゲ、フクラギ、ブリ、ウマヅラハギ・・・etc。

“ 富山へ来たら、やっぱり、ほたるいかでしょ!”
ということで、旬の最終盤になりつつあった 「 ほたるいか 」 を注文。ご主人のお勧めは、釜あげでした。
あまり料理しすぎないで、素材の味をそのまま楽しむようなもの。美味しかったぁー!

次は 「 白えび 」。
天麩羅でいただきました。ボリュームたっぷりで、サクサクです。

メニューの片隅に、気になるものがありました。
「 黒作り 」 って何?

イカスミをフルに使った塩辛でした。
濃ーーーーーい味。

他にも、初めて聞くようなメニューが目白押しです。
真ごち、さより、さすトロ、しきだい、すす竹焼き、げんげ唐揚、揚げ出し里芋、小赤いか、赤かれい・・・。

店内が混んで来ました。予約のお客様が多いようですが、カウンターの端に座った私たちの隣りに来た男性
2人は飛び込み。
お互い打ち解けて、頼んだメニューをおすそ分けし合うなど、和気藹々の奮起です。店主夫妻も絶妙の絡みを
してくれて、入る前にちょっと心配したお値段も予想以上にリーズナブルで、心配は吹き飛び、楽しく美味しい
時間はあっという間に過ぎて行きました。