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<2013年4月20日>
 
 東京両国の江戸東京博物館。
 
 次のコーナーは 「 出版と情報 」 です。流行と情報発信の拠点としての江戸の街の様子。
 
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 何といっても 「 浮世絵 」 版画。
 
 版木に色を付けながら一枚一枚刷り重ねて行く工程が、パラパラ漫画のように紹介されています。
 
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 美人画の出来上がるまで。
 
 絵師、彫師、刷師たちがそれぞれ超高度な美的センスと技術を持っていなければ、できなかった芸術です。
 
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 複雑な構図、鮮やかな色遣い、遠近法、今の時代に脈々と伝わる様々な技法が、実はこの頃に確立されて
 
いたことが分かります。
 
 江戸時代の文化水準の高さに改めて脱帽。
 
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 「 絵草子屋 」 の店も復元されていました。
 
 「 東海道名所図会 」 に描かれていた和泉屋市兵衛の店 「 甘泉堂 」。東海道の脇にあたる芝神明前三島町
 
(現在の港区芝大門1丁目付近)に出店し、黄表紙、錦絵、地図、往来物も扱っていた、いわば 「 書物問屋 」
 
で、当時の人気スターだった関取や役者の浮世絵が並べられています。今でいう、ブロマイド。
 
 出版を通じた情報発信力も相当なものだったようです。