
<4月20日>
東京両国の 「 江戸東京博物館 」 の江戸ゾーン。
大名屋敷や徳川家の解説のエリアには、江戸の街の鳥瞰図が描かれた金屏風もありました。かなりの大きさ
です。

上野や浅草周辺が、一枚の巨大な屏風に描かれています。
寛永寺、上野東照宮、不忍池、浅草寺と三社祭、隅田川、神田明神、日本橋、吉原、湯島天神など。

さらには、江戸の町並みを再現した電光表示マップもありました。

ボタンを押すと、川や街道や名所に明かりが点きます。
今の地図と見比べてみると、当時の江戸の街づくりが如何に計画的に行われていたかが分かります。

江戸の街づくりで驚くべきことは、上水道も整備されていたこと。
それを証明する遺跡も展示されていました。大きな木製の梃子のような装置。

地下水を井戸として利用したようです。
地面を掘って、木管を埋め、井戸まで引いて行って、釣瓶や柄杓で汲み上げる仕組みです。この仕組みも
実に良くできています。
江戸時代というと、遥か昔で、歴史の教科書で学ぶ程度ですが、実際は当時の街づくりのコンセプトや構想が
現在の町名の由来になっていたり、街並みも実は当時の形が色濃く残っていることを改めて知ることができ
ます。