
昨夜呑み終えたお酒は、滋賀県長浜市、冨田酒造の純米酒 「 七本槍 」 でした。
ポール・マッカートニー来日公演で上京した際、帰り際に東京駅地下グランスタの 「 はせがわ酒店 」 で買った
もの。

低精白、特徴のあるラベル文字、価格などがフィットしました。
ネーミングの 「 七本槍 」 は 「 賤ヶ岳の七本槍 」 から来ています。
【 「 本能寺の変 」 の翌年、天正11(1583)年、信長の跡目をめぐって羽柴 ( 豊臣 ) 秀吉と柴田勝家が
戦った 「 賎ケ岳の戦い 」 で勇猛果敢な働きによって秀吉に天下人へ道を開くきっかけを開いた七人の
若武者。すなわち、加藤清正・福島正則・片桐且元・加藤嘉明・脇坂安治・平野長泰・糟谷武則の七人 】
ラベルの文字は、北王路魯山人の篆刻だそうです、これは、
【 大正2、3年頃。まだ福田大観と名乗っていた若き北大路魯山人は、長浜の紙文具商 河路豊吉にその
才能を見込まれ長浜をはじめ湖北地域に逗留していました。その際、冨田酒造第12代八郎とも交流があり、
「 七本鎗 」「 酒猶兵 」 の作品を残しました。自然に恵まれた近江での河路との出会いがきっかけとなり、
長浜•京都•福井•金沢•山代でその天分を開花させていきます。作風に最も勢いがあり、ハングリー精神が
あった頃の魯山人の作品の下で、酒造りを出来ることを嬉しく思い、その気迫には刺激も受けます。】

原料米;滋賀県産玉栄100%、精米歩合;麹米65%掛米80%、酵母;協会701号、日本酒度;+8.0、
酸度;2.2、アルコール度数;16度以上17度未満。
米の磨きが少ない分、ガツン!と来るような本格派です。常温で呑むと、格闘している感じ。ぬる燗で、丸みが
出て来て、もう少し熱くするとしっとりして来る感じでした。
呑み方によって、七色に変化するのかも知れません。