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<4月20日>
 
 東京駅丸の内南口の 「 KITTE 」。
 
 飲食店街から4階へ降りて来ると、物販の店が並んでいます。基本は雑貨、ただ店づくりを見ると実験的で
 
斬新で、新しい業態開発を試行している店が多いのが特徴です。
 
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 とくに目を惹いたのが 「 マルノウチ・リーディング・スタイル 」 という店。
 
 直訳すれば 「 丸の内の読む恰好 」 ということになりますが、いわば 「 東京の丸の内では、こんな風な読書
 
がオシャレです!」 とでも言いたげな店です。
 
 店舗入口は木製の四角と五角が組み合わされた棚に、この店で扱っている商品がディスプレイされています。
 
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 次々に人が入って行くので、思わずつられて入ってしまうほど。
 
 綺麗に磨かれたウィンドウから、店の中が見えるような見えないような、微妙なところが興味をそそります。
 
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 向かって右側は、本と雑貨。
 
 天井はパイプ類がむき出しで一見雑然としています。書棚は高く、背が低いと届かない場所もあり、平台は
 
逆に低くメリハリがあります。
 
 通路幅は狭くて、商品もちょっと見では脈絡もなく並べられているように見えますが、実はちゃんとジャンル別
 
やテーマ別にグルーピングされています。
 
 極端なほどのクロス・マーチャンダイジングで、山岳雑誌のコーナーに登山用品が並んでいるほど。ここまで
 
徹している店は初めて見ました。
 
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 向かって左側は、カフェ・スペースです。
 
 つまり、隣りで買った本を、ここに持ち込んで読んでもいい仕掛け。同一店舗内に、本屋と雑貨と飲食が同居
 
していて、仕切りはありません。
 
 こういった複合型の新業態は最近増えて来ています。「 〇〇屋 」 という業種分類ではくくれない店の、究極の
 
実験店舗と言えるかも知れません。
 
 人で溢れていた 「 マルノウチ・リーディング・スタイル 」。トレンディーでオシャレな店ではあるものの、どっち
 
付かずでむしろ選びにくいとか買いにくいとかウルサイとか・・・というリスクも同時にありそうです。
 
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 奈良からブレイクした 「 中川政七商店 」 も入っていました。
 
 ちょうど美形のモデルさんがいて、何やら撮影中。ここも様々な実験をしながら、新業態を提案して来る店
 
です。
 
 「 KITTE 」 は、こういった雑貨系の店が充実していて、それが特徴のようになっていました。
 
 どの店を見ても、何らかの形で 「 ライフスタイル 」 の提案型。見て廻っていると、今の日本の最先端の
 
新業態が集結しているようなイメージです。