
<9月20日>
岩手県一関市の被災企業支援の3回目。
約束の時間までは、まだ少し余裕があったので、街の中へ入って来ました。そこで見つけたのは 「 松栄堂 」
という看板です。

看板があって、駐車場になっているものの、店らしきものはなく、見えるのは立派な土蔵の壁面だけ。

土蔵の横に、門があって暖簾が掛かり、石畳が続いています。
正門のようにも見えますが、こちらが裏門のようです。

石畳を進んで行くと、綺麗に手入れされた庭がありました。
細長い敷地の奥に土蔵があり、前にある店舗部分との間が庭になっています。

苔むした石に刻まれているのは、中村汀女さんの句でした。
【 紫蘇匂ひ 情のほどの 追記かな 】
中村さんが、ここ 「 松栄堂 」 の銘菓 「 田むらの梅 」 の美味しさを詠んだ句だそうです。

句碑の隣りにあった古井戸。
こういう風情を残している 「 松栄堂 」 は、何気なく入っただけですが、由緒正しく、こだわりのお菓子屋さんの
ようです。