
<9月20日>
岩手県一関市、「 直利庵 」 で五色そばを食べたあと、約束の時間までもう少し余裕があったので、街の中へ
行ってみました。
前に立ち寄った日本酒の蔵元 「 世嬉の一 」 の裏手に、小さな神社があります。
「 磐井川水天宮 」

水天宮の前は土手になっていて、上に登れば 「 磐井川 」 が見渡せます。
栗駒山麓に源を発し、一関市内を貫流しています。南側のこの先は、北上川との合流点。

河川敷も広く、ゆったり流れる川。

上流に架かるのは磐井橋、その遥か先には名勝 「 厳美渓 」 があるはずです。

水天宮のお隣にあるのが、一関図書館。
木造の、ちょっと古い建物。その敷地の道路側、フェンスのところにある看板が目に入りました。

台風による水害の標柱でした。
上が、昭和22年9月16日の 「 カスリン台風 」、下が、昭和23年9月17日の 「 アイオン台風 」 でそれぞれ
磐井川が溢れ、洪水になって冠水したときの水位です。
2年連続で大洪水に見舞われた痕跡。ここまで水が来たということは、この先にある一関市の市街地は相当
部分冠水したことになります。
そんな経験もあっての高く立派な堤防の築堤だったようです。