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<6月19日>
 
 今日から、もう一つ新しいシリーズが始まります。
 
 6月19日(水)、会議に出席するために上京し、その時に訪ね歩いた 「 お江戸 」 の新しい名所を中心に紹介
 
して行きます。
 
 まずは 「 柳森神社 」 から。この近くのホテルに泊まるのは、このときで2回目ですが、ホテルへ行く道すがら
 
何となく気になっていた神社です。
 
 秋葉原駅の電気街口からガード沿いに南へ向かい、「 神田ふれあい橋 」 を渡ると途中で左手に見えて
 
きます。ちょうどワシントンホテルの裏手、駅からは歩いて5分程度です。
 
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 神田川に背中を向けている神社の、正面へ廻ってみました。
 
 橋の上から見えなければ、たぶんわざわざ訪ねることはしないだろう・・・と思われる小さな神社です。
 
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 誰も来ないだろうと思いきや、先客がいました。
 
 年配男性が、一所懸命シャッターを切っています。そんなに写すほどの被写体があるの?と半信半疑になり
 
ながら、石段を降りて行きました。
 
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 まず目を惹くのは、石段を降りたところに鎮座する 「 福寿 たぬき尊像 」 様。
 
 この神社、たぬきが守護神なのかも知れません。
 
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 鳥居の両脇を固める・・・狛犬ならぬ 「 狛たぬき 」?
 
 しかも鳥居に向かって右側の 「 たぬき尊像 」 は、横を向いています。これも何かしら意味があるのかも
 
知れません。
 
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 左側の 「 狛犬 」 は、直立不動でこの表情。
 
 この神社の由来は、室町時代に太田道灌公が江戸城の鬼門除けとしてこの辺りに柳の木をたくさん植えた
 
ことからこの名がついて、長禄2年 ( 1458 ) に江戸の鎮守として祀られたそうです。
 
 当時は対岸の外神田の方にあったとか。境内のたぬきの像は、「 おたぬき様 」 と呼ばれているそうです。
 
「 たぬき 」=「 他抜き 」 とかけて、他に抜きんでるという意味から勝負事や立身出世、金運向上にご利益が
 
あるとされているそうです。
 
 川向うには秋葉原の電気街が拡がり、萌え系ファッションで歩く人がゾロゾロ・・・、そんな喧噪が嘘のように
 
ここの境内は静まり返っていました。