<2012年5月12日>
クヒオ・ビーチで繰り広げられるフラダンス・ショー。
子供たちの、ちょっと不安げな踊りの次は大人たちの登場です。このチームの中心と思われる男性が前面に
出て来て、周りの大人の女性たちをリードしているような形。
この男性の踊りが、惚れ惚れするほど素適でした。

大人踊りとでもいえばいいでしょうか。
前夜にヒルトン・ホテルのステージで観たショーの踊りとは、踊りの質そのものが違うような感じです。

ズームしてみると、そこそこ年配のダンサーたちであることが分かります。
でもみんな楽しそうに、表情も豊かに踊ります。

可愛らしい表情もあり、心からフラダンスを楽しんでいる雰囲気。

一番後ろに控えながら唄っている女性が、もう一人のキーマンのようでした。
濃い緑のドレスに、気品ありげな立ち居振る舞い。もしかすると、中心とみられる男性の奥さんで、この二人を
中心に成り立っているチームなのかも知れません。

表情も大切ですが、それ以上にポイントになるのは、手の動き。
日本の盆踊りなんかも手が表情を持つように、フラダンスも手が口ほどにモノを言う感じです。

ウルトラ・ビームではありません。これも手の動きのひとつ。

この男性の場合は、両足の動きにも特徴がありました。
膝を少し曲げて中腰になったり、背伸びしたり、独特の動き方をします。

そんな男性に合わせているのか、勝手に踊っているのか、後ろの女性も様々なポーズを取ります。
「 ガンバル!」 ポーズ。

見ている人たちを含めて、ビーチ全体をホンワカ包み込むような踊りでした。
ゆったり、優雅に、日の傾いたビーチをハワイアンのメロディーが満たしてくれます。