
<2012年12月16日>
ソウル市民の台所 「 南大門市場 」 の奥へと足を踏み入れました。
道の両側と、道路の真ん中に、商品を山積みにした店が所狭しと並びます。いまや観光名所となった市場は
行き交う人の多くは外国人です。アジア系が多いので、言葉を聞かないと、日本人なのか、中国人なのか、それ
とも東南アジアか、地元韓国人か、よく分からない人でぎっしり。
不思議だったのは、私たち夫婦が歩いていると、呼びかけて来る声が
“ イヨッ!社長!”
“ 安いよ!ゲキヤスだよ!”
“ ホンモノの!ニセモノはいかが?”
といった具合で、ほぼ全員がカタコトの日本語だったこと。どうして日本人だって分かるんだろう?姿かたちは
中国や韓国人とあまり変わらないような気がするのですが、着ているものなのか、顔立ちなのか、醸し出す
雰囲気なのか、はたまた 「 醤油臭い 」 香りなのか・・・いずれにせよ、いろいろな言葉を駆使して客引きをする
呼び込み店員は、ほぼ100%の確率で日本語で話しかけて来ました。

シティ・ツァー・バスで観光がてら市内を一周したりしたので、そろそろ午後2時近く。さすがに、お腹が減って
来ました。せっかくここまで来たのだから、と屋台を物色。
若い女の子が一所懸命料理を作っている屋台に入ってみることにしました。
底冷えのする路上にテーブルを並べ、風除けのビニールで囲った中には、ハロゲンヒーターのストーブだけ。
テーブルに座って場所を確保し、並んでいる食材の中から食べ物を注文します。

寒いせいもあって、私は温かいソーメン。

妻は、温かいうどん。

キムチは、もれなくついて来ます。
この他に 「 チヂミ 」 も注文しました。

真昼間ですが、ビールも追加。
押すな押すなの混雑状態の南大門市場の一角、寒い屋台で、温かい麺類を食べながら、辛いキムチと
ボリュームたっぷりのチヂミをつまみに、冷たいビールを飲みました。