
<11月30日>
霊友会釈迦殿の威容に見下ろされながら、建物の前を通り過ぎ、脇にあった 「 雁木坂 」 を上ってさらに奥へ
と進んで行くと、釈迦殿に沿って小道が続いています。
その小道の突き当りが、また坂になっていました。「 三年坂 」 と書いてあります。

坂の上からは、六本木の街並みが見下ろせます。

階段になっている坂を下りて、後ろを振り返ると、釈迦殿の屋根が覆いかぶさるように見えていました。
いつの頃から、この坂がそう呼ばれるようになったのか、誰が名付けたのかのかは不明のようです。
別名 「 三念坂 」 とも呼ばれ、他にも数か所同じ名前の坂があるとか。

坂を降りたところに、マンホールがありました。
「 東京・下水道 」 の合流地点のようです。桜の花びらをデザイン化し、銀杏の葉っぱもあります。ある意味、
東京の街を代表する花と葉かも知れません。
シンプルで判り易く、綺麗なデザインのマンホールです。

「 雁木坂 」 「 三年坂 」 といった坂道の上り下りを楽しみながら、麻布台と虎ノ門の境目のあたりの裏道を
ウロウロしてみると、オシャレで先端的なイメージが強いこの街も、少し裏に入れば、古い家も多く、中には
空き家になって、かなり荒れている建物も多いことが分かります。
結果的に、霊友会釈迦殿の周りを一周するような形になって、表通りに出ました。
歩道橋を渡って、反対側へ行ってみることにしました。下を通るのは桜田通りのはずですから、( たぶん )
国道1号線。少し上りながらカーブする先が、飯倉交差点あたりでしょうか。

目の前に、ドーンと聳え立つビルがあって、その向こうに東京タワーが見えました。近い。
大きなビルは 「 オランダヒルズ森タワー 」。東京タワーまでは、直線で数百メートル程度の距離です。もう少し
奥へ足を延ばしてみることにしました。