
<11月11日>
「 三枝改メ 六代 桂文枝 襲名披露公演 」 を観終って、「 康楽館 」 を出て来ました。
記念に、パンフレット、便箋セット、木札ストラップを購入。パンフレットを見ると、新桂文枝さんが、関西大学
在学中からすでに頭角を現し、その後も数多くの先進的、革新的な活躍をしてきたことが分かります。また、
「 桂文枝 」 という名跡が如何に大きなものであるかも知ることができます。
それはそれとして、とにかく楽しい時間を過ごすことができました。本当に、あんなに腹の底から笑ったのは
久しぶりです。

駐車場は、大型バスが一杯。
主に岩手県や青森県など県外ナンバーが多く、年配の方々の団体です。

駐車場を挟んで反対側に、薄いベージュの3階建て、洋風の素適な建物があります。
国指定重要文化財 「 小坂鉱山事務所 」。

1905年 ( 明治38年 ) に旧小坂鉱山事務所として建てられたもの。
木造3階建て、すべて天然秋田杉造り、延べ床面積2,596㎡ ( 約780坪 )。ルネサンス風を基調とし、屋根に
3つの飾り窓 ( ドーマーウィンドウ )、整然と並ぶ窓にはそれぞれ三角形の窓飾り ( ペディメント ) が付いて
います。
当時、日本一とも言われた小坂鉱山の栄華を象徴するような建物です。

それを見上げる、二つの銅像がありました。
背広姿の紳士と、着物姿の夫人が、事務所を見上げています。
“ ほぼう、なかなかいい建物だなぁ!”
“ あらまぁ、素適だこと!”

正面入り口の真上にバルコニーがあります。
上部にレース編みのような透かし彫りが施された、サラセン風のバルコニー付きポーチ。美しい建築です。