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<5月11日>
 
 メモリアル・パークの海辺に立つと、海上に掛かる長い橋が見えます。
 
 パール・ハーバーは複雑な地形をした入り江で、島 ( フォード島 ) もあり、そこへ渡る橋のようです。
 
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 「 戦艦アリゾナ 」 に関する解説板のようです。
 
 排水量3万トンクラス、全長180メートルあまりの巨大戦艦は、1941年12月7日、日本時間では12月8日、
 
日本海軍の攻撃を受けて沈没しました。建造されたのは1915年ですから、就役期間は27年間。
 
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 戦没者の名前も刻まれています。
 
 戦艦とともに犠牲になったのは、1,177名。2日間炎上して沈没したと言われており、戦艦アリゾナでは士官や
 
兵士たちの英雄的行動が多数残されています。
 
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 真珠湾攻撃を受けた時の様子もパネルで紹介されています。
 
 日本側から見れば 「 真珠湾攻撃 」 であり、アメリカ側から見れば 「 リメンバー・パール・ハーバー 」 という
 
ことになります。映画でも 「 トラ・トラ・トラ 」 と 「 パール・ハーバー 」 は視点が異なります。
 
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 「 奇襲する側 」 と 「 される側 」、「 攻撃する側 」 と 「 される側 」。
 
 似たような体験は、広島の原爆ドームでも感じました。
 
 「 原爆を落とされた側の論理 」 と 「 落とした側の論理 」。戦争は立場の違いで、受け取り方や感じ方が
 
正反対になります。
 
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 メモリアル・パークには他にも、飛行機や魚雷などの展示物もありました。
 
 澄み切った抜けるような青空の下、美しい海、その中に 「 戦艦アリゾナ 」 は、そのまま眠っています。今回は
 
そこまでは行くことができませんでしたが、戦争という歴史的事実を此岸と彼岸の両方から考えさせられました。