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<4月28日>
 
 奈良の老舗料理旅館 「 菊水楼 」 で旧友夫妻と待ち合わせ。
 
 仲居さんの案内で、会食の部屋へ向かいました。ちょっとずつ、ちょっとずつ、数段程度の階段を上がって行き
 
ます。斜面に沿って建てられているんでしょうね、少し歩いては上り、歩いては上りで、玄関から奥へ奥へと案内
 
されました。
 
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 だいぶ高い位置まで上がって来たあたりで、外階段がありました。
 
 真っ赤な階段を降りて行った先は大浴場だそうです。料亭としてだけでなく、旅館としても使われている建物、
 
昔ながらの造りで、部屋風呂はないのかも知れません。
 
 奈良公園の豊かな緑を見下ろしながら、大浴場へ向かうのも乙なものです。
 
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 通された部屋は、二間続きになっていて、宿泊用の部屋のように見えました。
 
 片方に、応接セットのソファ。
 
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 もう一間は、広々した和室になっていて、縁側部分から外が見えます。
 
 思ったより広さはありませんが、歴史と伝統を感じる内装や調度品。
 
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 窓からは中庭越しに、同じ目線の高さで建物が見えます。「 奈良ホテル 」 です。
 
 この日、6時間ほど前にランチをしていたホテルが、真正面に見えていました。ちょうど 「 荒池 」 をはさんで
 
向き合っていることになります。
 
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 創業1891 ( 明治24 ) 年。120年余りの時を刻んできた重みのような空気が漂っており、幾多の有名人が
 
同じソファに座ったかも知れないことを思うと、何となく場違いのような、お尻がむずがゆくなるような気分です。
 
 遠来の客をもてなすために、友人が設定してくれた会食場所に恐縮することしきり・・・“ すげぇー!” の連発
 
でした。
 
 約束の時間、6時までは10~15分ほど前。お茶を飲みながら、旧友夫妻の到着を待ちました。