
<4月28日>
創業300年の歴史と伝統を誇る 「 中川政七商店 」 が立ち上げた、現代風の和雑貨ブランドショップ
「 遊中川 」 は、餅飯殿 ( もちいどの ) 通りから猿沢池に抜ける通りの路地裏に、ひっそりと店を構えていま
した。
このあたりは、車も入って来れないような細い小路が網目のように延びていて、それが却って歩き回る楽しみ、
探検しているような面白さを体感させてくれます。
「 遊中川 」 からもう少し行くと 「 今御門商店街 」 になりました。ここら一帯は 「 奈良町通り 」 と総称されて
いるようです。
“ あれっ?さっきも 「 今御門 」 ってあったなぁー・・・”

興福寺から石段を降り、猿沢池のほとりに出て、池を半周したのが1時間ほど前。
そのときに 「 今御門商店街 」 という看板を見かけていましたので、再び同じ場所へ戻って来たことになり
ます。猿沢池~三条通り~東向商店街~近鉄奈良駅前~小西さくら通り商店街~三条通り~餅飯殿商店街~
今御門商店街と、約1時間かけで歩き回った結果、もう一度猿沢池のほとりに出ました。

池のほちりには 「 駕籠屋 」 さんがいました。「 時代かご やじきた屋 」。
大人1人、5分1,500円、10分2,000円、30分6,000円。ちょうど 「 子供の日 」 のスペシャル・サービス中で
10分以上乗れば、ワンピース、AKB48、ディズニーのプレゼントがもらえます。
近鉄奈良駅前の観光案内所で 「 ならまち散策マップ 」 というのをもらいました。行政地名として奈良町という
場所はありませんが、元興寺の旧境内を中心とした一帯を 「 ならまち 」 と呼んでいるようです。確かにマップの
中心に元興寺があって、かなり広域のエリアで、旧境内がいかに広かったかが分かります。
奈良時代、平城京の区画のうち、東側に突き出た外京と呼ばれていた区域で、神社・仏閣が多く、江戸時代
から明治時代にかけての町家の面影が色濃く残り、落ち着いた風情の街並みで、迷路のような小路は歩き廻る
にはもってこいの場所でした。