
<4月28日>
奈良市の中心市街地といえば、奈良公園、東大寺、春日大社、興福寺、猿沢池・・・というイメージが強いのは
実は修学旅行のコースだからだったようです。
どうも、お寺や神社や鹿の印象が強くて、正直、奈良に 「 歩いて楽しい街 」 があることを知りませんでした。
猿沢商店街から三条通りへ、東向商店街から近鉄奈良駅へ、小西さくら通りからまた三条通りへ戻り・・・。

アーケードのある狭い通りは 「 餅飯殿 ( もちいどの ) センター街 」。
餅に飯ですから、米にちなんだ伝説や言い伝えがあるんだと思います。かなり古そうな商店街でした。

「 もちいどの通り 」 から、さらに脇道へ入っていったところに 「 中川政七商店 」 がありました。
最近、注目されている店で、東京進出も果たし、全国的にも知られるブランドになりました。

普通に歩いていると、通り過ぎてしまうような、地味な造りです。
奈良の古くからの街並みの片隅にあって、もともとの店舗を 「 最小限に 」 改造しただけの店。

ところが、そんな地味な店に向かって、人が次々に暖簾をくぐって入って行きます。
ほんとうに、次々、という感じ。

狭い店内は、押すな押すなの大盛況。
レジにも大行列ができるほどの来店客です。さすがに話題の店の本店。
少ないアイテムを、見事に魅せる陳列、さりげなくも暖かい接客、商品そのものにも力があるので、手に取り、
買ってみたくなる品揃えです。
奥はカフェになっていて、ここにもお客様がたくさん入っていました。