
<4月28日>
猿沢池から猿沢商店街前を通り、三条通へ。
東向商店街の全蓋アーケードの隣りにある、レトロで重厚な建物は 「 南都銀行 」 の本店です。

登録有形文化財にも指定されている、1926年 ( 大正15年 ) 建築の建物。
正面の列柱4本はイオニア式、細部に装飾が施されている・・・どれどれ・・・

ヒツジでしょうか。
列柱の根元の部分に、細かいレリーフが施されています。
それにしても、“ なぜヒツジ?”

3階建てのようにも見えますが、もしかすると2階建てかも知れません。
または、全部吹き抜けの大空間になっている可能性もあります。
この建物の後ろに、鉄筋のビルが建っていて、そこが本部でしょうから、こちらは窓口専用のはず。洋風の
建物ですが、歴史と風格が奈良の街並みにマッチしています。

東向商店街側には、ATMコーナーがありました。
こちらには、「 紋 」 のレリーフがあります。

ATMコーナーは、ごく一般的な造りですが、中にこんなボックスがありました。
鍵がかかるようになっていて、貸金庫にしては小さすぎるし、重要物を入れておくにはオープン過ぎる、さて
何のボックスなのか分かりませんでした。
奈良を代表する地方銀行である 「 南都銀行 」 は、伝統と格式を今も守り続けています。