<8月4日>
 
 久しぶりに青森のねぶたを見たのが、8月2日の夜でした。
 
 連日のように猛暑日が続いていた東北地方では、この時期、各地で夏祭りが次々に行われています。
 
 「 盛岡さんさ踊り 」 が1日~4日、「 青森ねぶた祭り 」 が2日~7日、「 福島わらじ祭り 」 が第一金土、
 
「 秋田竿燈祭り 」 が3日~6日、「 山形花笠祭り 」 が5日~7日、「 仙台七夕祭り 」 が6日~8日。県庁所在地
 
の大きな祭りを合わせて 「 東北六魂祭 」 という呼び方もします。
 
 大型ねぶたの迫力と、ねぶた囃子の重厚な音とリズムが頭の芯に残っているうちに、次は 「 秋田竿燈祭り 」
 
です。竿燈は、提灯に灯りがともり、大通りに並ぶ夜の映像が圧巻ですが、実は日中も行われています。
 
 「 妙技会 」 と呼ばれ、竿燈を上げる技を競い、その年のナンバーワンを決める、いわばコンテスト。炎天下で
 
行われる妙技会は、今年は中心市街地に新しくオープンした再開発エリアの広場で開催されました。
 
 私が行ったときに演技していたのは 「 上米町 ( かみこめまち ) 一丁目 」 の個人戦です。
 
 一人で、手、額、肩、腰と全部の技を披露する個人戦は、毎年町内や企業から選抜されたエースたちの競演。
 
このときの 「 上米町一丁目 」 の方は、きちんと最後の腰まで演技を終えました。ただ・・・、この妙技会では、
 
審査員の真ん前に円が描かれていて、その円の内側ですべての演技を行うことが求められており、その点では
 
途中、肩に上げたあたりから円の枠をはみ出していたようです。これでは、最終日の決勝に残るのは難しいと
 
思われます。
 
 そんな意味でも、真昼間の 「 竿燈妙技会 」 は、夜とは一味違った楽しみ方があります。