
<8月2日>
ひときわ白く明るく光り輝く 「 パナソニックLEDねぶた 」 に続いて来たのは、青森菱友会です。三菱グループ
の企業と思われます。キリンや青森銀行も一緒。
『 羅漢 』( 作;竹浪比呂央 )
五百羅漢などで知られる、【 一切の煩悩を断ち、修行を完成させた佛弟子最高の聖者 】 です。

次は、あおもり市民ねぶた実行委員会。ダイドードリンコ、クラブツーリズムなどが一緒。
『 琢鹿 ( たくろく ) の戦い 』( 作;北村麻子 )
いまだ霧の晴れない状態が続いている東日本大震災の被災者が、一日も早く霧が晴れることを祈って、
【 三皇五帝と呼ばれ、漢民族の祖とも言われる古代中国の黄帝 】 の逸話に基づいたねぶたです。

次は、私たちのねぶた自主製作実行委員会が来ました。
『 義経北行伝説 龍馬渡海 ( りゅうばとかい )』( 作;相馬寿朗と私たち一同 )
東北地方の各地に残る義経伝説、そのうち青森県三厩に残る話 【 三頭の龍馬に乗って津軽海峡を渡り、
蝦夷へ逃れた義経 】 の逸話に基づいたねぶたです。

次に来たのは、青森青年会議所です。
『 激戦・川中島 』( 作;内山龍星 )・・・青森PTA連合会と同じ作者です・・・解説文によると・・・
【 武田信玄と上杉謙信は永きに亘り、北信濃の支配権を巡って川中島に対峙した。
1561年(永禄4年)9月、決戦が近いことを予感した信玄が将座に向かって歩を進めたまさにその時、
謙信自ら、僅かな家臣を率いて突入してきた。
太刀を頭上高くに煌かせ、焔を纏い天を舞う龍の如く疾走する謙信。長年に亘る宿命を一騎打ちで
決着しようという決死の奇襲戦であった。太刀抜く間も与えず眼前に切り込んだ謙信の一撃を、大虎
の如き胆力をもって、軍配一振りで受ける信玄。死力を尽くした総大将同士の一騎打ちは、決着が
つかず痛み分けとなった。
龍虎と称される両雄の相対した激戦は、後の世に語り継がれる一戦となった。】

見慣れたキャラクターもありました。
NTTドコモの 「 ドコモダケ 」。

ドコモダケに先導されいたのは、NTTグループ。
『 弁慶の祈り 』( 作;北村春一 )
【 弁慶と義経が、頼朝の追っ手から逃れて西国へ向かったとき 】 の逸話に基づくねぶたです。
こうやって、ひと通りねぶたを見ていると、弁慶&義経伝説、戦国時代の逸話、中国故事などを題材にした
ねぶたが多いことが分かります。
そして、一人の作者が一台のねぶたを造るのではなく、複数のねぶたを造る場合もあることを初めて知り
ました。